2012年1月12日木曜日

Radioactive material for our side~ガイガーカウンターを買うつもりじゃなかった


人生というのは予期せぬことが度々起こるもので、僕たちはいつだってそれに翻弄され続けるのだろう。

と、何となく渋谷系っぽく語ってみたが、このエントリーのタイトルの元になっているフリッパーズ・ギターのファーストアルバム『three cheers for our side〜海へ行くつもりじゃなかった』('89)を聴いていた90年代初頭、最近やけにその頃が思い出される。

その少し後に大地震(阪神大震災)と殺人毒ガス(オウム事件)に怯えることになるなんて思いもしていない、バブルが崩壊してもまだそれを信じられぬままの浮かれ調子な――そんな日々はどこか、2011年3月11日以前の日々のカリカチュアのようだからかもしれない。

また書いていて気付いたのだが、1995年も2011年も、「大地震」と「目に見えない物質」がセットとなっているというのは、なんとも皮肉なシンクロニシティではあるまいか。まあ、たんなる質の悪いこじつけ以外の何ものでもないが、これから活躍したい予言者諸氏は是非ともこの法則を採用してもらいたい。

こじつけと言えば、「Radioactive material for our side」というのもこじつけで、たぶん英語として意味が通ってないように思う。つまりは「我々の側には放射性物質がある」ということを言いたいわけである。

買う予定なんてまったくなかったガイガーカウンターを傍らに置いて、このエントリーを書いた。


0 件のコメント:

コメントを投稿